レクサスとはトヨタ自動車の高級車専門ブランドで、日産のインフィニティ、ホンダのアキュラと並び北米を中心に大成功を収めています。
レクサスが世界最大と言われるアメリカの高級車市場で成功を収め続けているのは、なんといっても高級車ブランドの中で唯一の、ハイブリッドカーをラインナップにそろえていることでしょう。
実はアメリカでも燃費規制は厳しくなっていますし、ハリケーンの影響によるガソリンへの心配なども、燃費の良いハイブリッドカーに人気が集中することになったのです。
もっともトヨタらしさがレクサスには注がれているので、ハイブリッドカーはもちろん通常のガソリンエンジンでも、その静寂性はライバルのベンツやBMWを驚愕させるほど。
アメリカ人が好む高級車は応接間が移動するといわれるような、リンカーンやキャデラックです。トヨタはそこに欧州車のような走りのよさを加え、高次元で快適で走りが楽しめる車を作ったのです。
その車こそがレクサスであり、アメリカから始まったトヨタの高級ブランドは、2005年8月から日本でも販売展開されています。
レクサスのモットーは「日本的なおもてなし」です。高級車ブランドである以上は、カーディーラーでもセールスを初めとしたスタッフの対応は、他のディーラーと一線を画します。
またレクサスのカタログはとても良く出来ており、見るだけでも高級車を楽しめる作りになっています
今後レクサスはトヨタのお膝元である日本で、いかに高級外車に乗る富裕層を取り込めるのかが課題になります。まだベンツやBMWのオーナーには認めきられていないようですが、乗り比べてみるとその良さが伝わるようで徐々に取り込みが成功しだしているようです。
もっともトヨタ自動車のファン達からは、なれ親しんだ車名がトヨタのラインナップから無くなり、レクサスブランドに替わって行くことに不満の声もあるとか。
レクサスとは高級ブランドのため、自動車の世界でも賛否両論の的となっているようですね。