眼精疲労とは単純な疲れ目とは違い、物を見るだけで目が痛くなったりかすんだりする症状です。ひどい場合には頭痛や嘔吐を伴うこともあります。
眼精疲労を起こしてしまうと、睡眠をとっても回復しないことが多いようです。つうじょうの疲れ目であれば、ゆっくり眠ることでも回復するので、この辺りが眼精疲労を判断するポイントになるようです。
最近はパソコンの普及で、仕事や趣味でパソコンを使う人が増えています。テレビはある程度が画面から距離をおきますが、パソコンは比較的モニターに近づくため、目の負担が多くなるようです。
特に画面のスクロールを重ねると、目で見た文字が認識できずに動くため、目に負担がかかり眼精疲労を起こしやすくなる傾向があるのです。
近眼や老眼の人にとっては、パソコン専用に度を合わせためがねを作ることも、眼精疲労の発生予防にもなるようです。
また目が疲れたときには、少し遠くを見るとか、目の周辺を軽くマッサージすることでも、目の疲れを軽減することが出来ます。
眼精疲労にならないためには、こういった目に負荷をかけない基本的な動作が必要です。また姿勢の悪さや椅子長時間座ったままでいても、血行が悪くなるため目にも負担がかかりやすくなります。
出来れば仕事の休み時間などは、目をつぶって負荷を減らしたり熱過ぎないタオルで暖めたりして、目の周囲の筋肉を和らげて下さい。血行を良くするだけでも、眼精疲労を防ぐことに繋がります。
またコンタクトレンズを使用は、パソコンや読書などの目が疲れやすいシーンでの使用はなるべく避けましょう。出来れば裸眼か軽く視力が矯正できるメガネを掛けるほうが、目の負担が減らせます。
もしも目の疲れがひどい時には、早めに眼科で診察を受け目薬の処方をしてもらいましょう。自己判断で市販の目薬を長期にわたって使用することは、かえって目に負担を掛ける場合もあるので要注意です。
2、3日目薬を差しても目の疲れが取れないときには、眼科へ行くことをオススメします。また出来るだけ早く眠るなどして、目を休めることを忘れないことです。
眼精疲労とは、一度かかるとなかなか解決しない厄介な症状でもあります。なるべく目が疲れないようにして、症状の発生を防ぐように努力することが大切です。