ガソリンの節約とは、ガソリン高騰などによって家計に占めるカーライフ費用のアップが気になっている方にとっては、一番気になる話だと思います。
クルマを所有している人たちにとって、ずっと続いているガソリンの高値は今まで以上にガソリン節約のことを考えさせられる出来事といえそうです。
まずガソリンの節約で考えたいのは、タイヤの空気圧を正常にすることです。果たしてみなさんはタイヤ空気圧を定期的にチェックしていますでしょうか?意外としてない方も多く、ぜひとも注意していただきたいポイントの一つです。
自動車のタイヤで空気圧をチェックするのは、パンクなどのトラブル防止はもちろんです。そして低い空気圧での走行を続ける事は、燃費にも影響してきますので注意が必要です。
最近は殆どの車がAT車ですが、D(ドライブ)のみで走行している人が多すぎます。市街地の走行ではOD(オーバードライブ)をオフにする。長い下り坂などではD(ドライブ)からセカンドへのシフトダウンをしてエンジンブレーキを活用すると効果的なことを思い出してください。
今回は簡単に行えるガソリンの節約術を紹介しましたが、実はたったこれだけの事でさえ、行なっている人が少ないのです。野球で言えばキャッチボールが確実に出来る程度の事でしかないのに、行なっている人は実際に少ないものです。
もちろんお金を払って、燃費向上グッズを使用する方法も有効な手段です。燃費向上グッズと言うくらいですから、それなりの効果は期待できるというもの。
ガソリンの節約をするために、燃料添加剤やオイル添加剤、吸排気系や燃料系統または電気系統に装着する器具などが、カーショップやホームセンターで販売されています。
ただしいくら燃費向上グッズを使っても、適正な整備や正しい運転をしなければ効果は期待できません。ガソリンの節約とは、正しい使い方で車を使うこと。これが基本中の基本なのです。
レクサスとはトヨタ自動車の高級車専門ブランドで、日産のインフィニティ、ホンダのアキュラと並び北米を中心に大成功を収めています。
レクサスが世界最大と言われるアメリカの高級車市場で成功を収め続けているのは、なんといっても高級車ブランドの中で唯一の、ハイブリッドカーをラインナップにそろえていることでしょう。
実はアメリカでも燃費規制は厳しくなっていますし、ハリケーンの影響によるガソリンへの心配なども、燃費の良いハイブリッドカーに人気が集中することになったのです。
もっともトヨタらしさがレクサスには注がれているので、ハイブリッドカーはもちろん通常のガソリンエンジンでも、その静寂性はライバルのベンツやBMWを驚愕させるほど。
アメリカ人が好む高級車は応接間が移動するといわれるような、リンカーンやキャデラックです。トヨタはそこに欧州車のような走りのよさを加え、高次元で快適で走りが楽しめる車を作ったのです。
その車こそがレクサスであり、アメリカから始まったトヨタの高級ブランドは、2005年8月から日本でも販売展開されています。
レクサスのモットーは「日本的なおもてなし」です。高級車ブランドである以上は、カーディーラーでもセールスを初めとしたスタッフの対応は、他のディーラーと一線を画します。
またレクサスのカタログはとても良く出来ており、見るだけでも高級車を楽しめる作りになっています
今後レクサスはトヨタのお膝元である日本で、いかに高級外車に乗る富裕層を取り込めるのかが課題になります。まだベンツやBMWのオーナーには認めきられていないようですが、乗り比べてみるとその良さが伝わるようで徐々に取り込みが成功しだしているようです。
もっともトヨタ自動車のファン達からは、なれ親しんだ車名がトヨタのラインナップから無くなり、レクサスブランドに替わって行くことに不満の声もあるとか。
レクサスとは高級ブランドのため、自動車の世界でも賛否両論の的となっているようですね。
クラウンとはトヨタ自動車が生産する高級セダンで、セルシオがレクサスブランドのLXとなった現在では、個人向け自家用車としてトヨタの最高級セダンといえそうです。
クラウンの歴史は1955年から現在に至るまで続き、時代と共に進化を重ねています。現行はゼロクラウンといわれ、より走りの性能がアップしています。
クラウンが誕生した当時は日本のモータリゼーションが幕開けした当時で、自動車そのものがまだ高嶺の花。そのなかでもとりわけ高級車として、自動車好きには羨望のまなざしで見られていたようです。
自動車の所有が一般化してきた昭和50年代頃からは、クラウンはトヨタの中でも終点の車だったようです。つまりカローラ、カリーナ、コロナ、マークⅡなどを経て、最後に到着するセダンだったのです。
ですから当時から一度クラウンに乗った人は、モデルチェンジのたびにまた乗り換える人も多かったとか。もっとも最近ではセルシオの存在や、クラウンマジェスタの存在、そしてミニバンブームもあり、ややその傾向は薄れたようです。
とはいえクラウンの存在価値は高く、カローラ等と同じように毎年自動車売り上げランキングでは、常に上位に顔を出してきます。
流行り廃りが無いというよりも、クラウンの売り上げは常に安定感があるといったところでしょう。また最近は団塊ジュニア層にも人気があり、比較的若い世代のユーザーも増えたようです。
この団塊ジュニア層の取り込みこそが、トヨタ戦術の上手さともいえます。つまり自分の親が乗っていた車は、子供の頃に乗った車です。当然のようにその子供達も大人になると、同じ車種が気になるわけです。
クラウンが販売で成功しているのは、そういった取り込みが上手く行った結果ともいえます。最近はトヨタに限らず車種名の統廃合が進んでいますが、クラウンの成功をもっと他の車種にも取り込むべきでしょう。
いつかはクラウンというCMがその昔にありましたが、クラウンの名前はトヨタの歴史そのものともいえるもの。いまでもイチオシのトヨタ車である事には変わりなく、今後も続くのではないでしょうか。
スカイラインとは日産自動車の歴史ある車種で、古くはプリンススカイラインから歴史の端を発しています。
スカイラインが有名になったのは、ハコスカといわれる世代のGT-Rモデルのレースでの活躍でしょう。ポルシェを抜く姿に、当時の自動車ファンは熱狂したようです。
当時は自動車そのもののの値段が高く、特にGT-Rはそのなかでも高価なグレードでした。そのためにもどきといわれるような、外見をGT-R風にしたスカイラインも多かったようです。
その後スカイラインはケンメリと呼ばれるモデルになり、GT-Rも継承されましたが、排気ガス規制が厳しくなるなどして、結局レースには参加できませんでした。
またケンメリスカイラインGT-Rの生産台数はわずかに197台が生産され、実際に市販されたのは195台といわれています。まさに幻のGT-Rといわれる車で、現在でも非常に貴重な車種となっています。
その後スカイラインはジャパンと呼ばれる世代になりますが、DOHCエンジンもターボも搭載できず、「牙を抜かれたGT」とまで言われてしまいました。
またこの時代はトヨタと日産のライバル関係がすさまじく、トヨタのセリカがDOHCエンジンを搭載していたため、CMでは「名ばかりのGT達は、道をあける。」とまで言われることに。
それに対して日産は、1980年4月にスカイラインにターボを搭載。すでにセドリック・グロリアとブルーバードに搭載競れていたターボですが、スカイラインに搭載することで、よりスポーツ感をアピールしています。
名ばかりのGT達といわれたことに対して、日産はライバルのトヨタに「今、スカイラインを追うものは誰か」と切り替えしたのです。
その後スカイラインはR30型となり、ポールニューマンのCMからニューマンスカイライン、後期型のRSは鉄火面とも呼ばれます。この世代では4気筒ながらDOHCエンジンのRS、RSターボが誕生します。
そしてスカイライン7代目は、当初4ドアセダンとハードトップのみの設定でした。R31型はあまり評判が良くなく終わり、R32型ではGT-Rの復活もあり人気がブレークします。
その後スカイラインはR33型でボディがすべて3ナンバーサイズになり、時代に合わせて普通自動車枠になります。R34型でGT-Rは生産修了となり、日産車としてのスカイラインの印象は修了します。
V35型からはヨーロッパ系のデザインとなり、ルノー色が濃い国際戦略車になっていきます。現在はV36型となり、2007人にはGT-Rも復活するそうです。
スカイラインは偶数の型式で人気が出るとも言われており、日産が成功した世代の次世代ではチャレンジして結果が出ず、一世代前の良さを改めて進化させるといったモデルチェンジをしています。
かつてはプリンス自動車の名車といわれたスカイライン、日産の人気車種として定着するも、現在はルノー色に染まってきた感じです。そろそろこのルノー路線もしっかり軌道に乗せて。日産もスカイラインの人気回復を図りたいところでしょう。